日商簿記の難易度を知りたい

日商簿記の難易度を知りたい

日商簿記では4級受験者はかなり少なく、3級の受験者が最も多いです。また「社会人が実務で活かせるのは3級レベル以上から」といわれています。従って難易度も3級以上から解説するのが適切かと思います。

日商簿記3級の難易度

すでにお話ししたことですが、日商簿記の3級は、損益決算書や、賃借対照表などの財務諸表を作成できるレベルの試験です。そして社会人受験者の大多数は、この3級からトライしています。

<日商簿記3級の合格率>

平成22年11月

44.5%

平成22年6月

27.9%

平成22年2月

18.8%

平成21年11月

49.6%

近年の合格率を見てみますと、合格率が20%にも満たなかったきびしい回もありますが、平均的に見て簿記3級の合格率は30~40%と見てよいでしょう。

それまでまったく簿記の知識がなかった初学者が、イロハから勉強を始めて合格率は30~40%。受験者10人中3、4人は合格できるのですから、簿記3級の難易度はそれほど高くないといって差し支えないしょう。

でもそれはきちんと準備ができていてのことです。3級といえども基礎をしっかり勉強しなければ決して合格はできません。なぜなら、3級の勉強を始める人はおそらく、簿記のことを一つも知らないからです。

日商簿記2級の難易度

<日商簿記の合格率>

 

2級

3級

平成22年11月

21.5%

44.5%

平成22年6月

40.0%

27.9%

平成22年2月

12.4%

18.8%

平成21年11月

38.4%

49.6%

近年の日商簿記の2級の合格率平均は25~35%くらいでしょうか。一見すると3級と2級の合格率はそれほど変わらないように見えます。
しかしもちろん、3級と2級の難易度にはかなり開きがあります。

理屈は簡単で、日商簿記2級の受験者の大半は3級の合格者だからです。3級の知識のベースが前提にあり、その上で2級対策の勉強をし、それでも2級の方が合格率は低いわけですから、2級のレベルはかなり高い水準にあります。

また日商簿記の2級検定試験では、商業簿記だけではなく新たに「工業簿記」もくわわります。試験範囲が広いことからも、合格には十分な試験準備が必要になります。

日商簿記1級の難易度

<日商簿記の1級の合格率>

平成22年11月

13.3%

平成22年6月

8.7%

平成21年11月

9.2%

平成21年6月

10.2%

平成20年11月

9.3%

1級の合格率は10%前後の難関です。2級と1級とでは、難易度の差も桁違いです。理由は、1級レベルは税理士や公認会計士への登竜門とされているからです。
取得すれば、企業内でも財務部門において経営・会計指導面でスペシャリストとして活躍できます。

夢や目標は大きいに越したことはありません。しかしビジネスマンとして、仕事に簿記の知識を活かすおつもりなら2級の知識までで十分(もちろん3級も役立ちます)というのが管理人の結論です。

そして将来的に税理士や公認会計士を目指すのであれば、1級レベルの知識は必須ということになります。

講義DVDで簿記の体系を効率よく学習できます!→ http://boki-tsusin.com/

<< 前のページ次のページ >>